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「災害太りってあるの?」震災後、私の体重が+2kgになった理由

  • 7 時間前
  • 読了時間: 5分

毎日、本当におつかれさまです。

今回は、『「災害太りってあるの?」震災後、私の体重が+2kgになった理由』というお話です。


現在も、大変な状況の中で過ごされている方が多くいらっしゃると思います。

一日も早く、少しでも安心できる日常が戻りますよう、心より願っています。



「今はこんな話をする時期ではないのでは?」

「もっと優先すべきことがあるのでは?」

そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。


私自身も、今この話をすることについて少し迷いました。

でも、保健師の視点から考えると、災害の影響は「今」だけではありません。


震災をきっかけに生活リズムが変わったり、食事や運動などの生活習慣が乱れたり、もともとあった生活習慣病が悪化したりすることもあります。


今だけではなく、その先の健康への影響を少しでも小さくするために。

今回は、「震災後に太ることもある」というお話を、私自身の体験も交えながら書いてみたいと思います。




私が「震災後に太ることもある」と知ったきっかけ


私は、2016年の熊本地震から8か月後、結婚を機に熊本へ移住しました。

熊本でも保健師として働き始め、保健指導をする中で、

「震災のあと、やせると思っていたけれど、逆に太りました」

というお話を何度も聞きました。


最初は、正直驚きました。

災害が起きると、「体重は減るもの」という漠然としたイメージがあったからです。

もちろん、直後は食糧不足や、食欲がなくなることで、体重が減少する方も多くいらっしゃいます。しかし、少し長い目で見ていくと変わっていくことも多いと知りました。

(災害による身体や心への影響は、状況や人によって本当にさまざまです。)




そして今回、私自身も震災を経験しました


今回、2026年の熊本地震を経験しました。

我が家は震度6弱。

食器が割れたり、物が落ちてきたり、数日間、水道水が飲めなかったりしました。

幸い、家族も家も無事で、比較的早い段階から、ある程度いつも通りの生活を送ることができました。


震災から2週間。

一見すると、もうほぼ通常の生活に戻っているように感じます。

ところが、ふと気づいたのです。

「あれ?私、太った??」

40歳を超えた今、以前から気になっていたお腹まわりの「浮き輪」が、なんだか大きくなっている……。

体重を測ってみると、震災後から+2kg

そこで私も、少しずつ生活を見直し始めました。




震災後、なぜ太りやすくなることがあるの?


もちろん、すべての人に同じことが起こるわけではありません

災害の規模、被害状況、家族構成、仕事、住環境、もともとの生活習慣などによって、心身への影響は大きく異なります。

そのうえで、私自身の体験を振り返りながら、震災後に起こりやすい変化をまとめてみます。




震災直後~3日

――余震が頻繁に続いていた時期


  • すぐに避難できるよう、手軽に食べられるものを選ぶ

    (おにぎり、パン、麺類、加工食品、レトルト食品など)

  • 野菜などの摂取量が減る

  • 「今のうちに食べておこう」という気持ちになる

  • 子どもが地震を怖がりながら眠る

  • 揺れるたびに目が覚め、睡眠の質・量が低下する

  • 命を守るための緊張状態が続き、気持ちが高ぶっていることもある

※被害の大きい地域では、この状況が長く続きやすいです




~10日

――見えないストレスが少しずつ積み重なる時期


  • 家族の体調不良、家屋の片づけ、さまざまな手続きなどすべきことが山積みになる

  • イベントや予定がなくなる

  • 私の場合は、被害の大きい地域に対して、「何もできない」「申し訳ない」「悲しい」などの気持ちが続いた

  • 運動の優先順位が下がり、これまで運動習慣があった人も、いったんやめてしまう

  • 余震で夜中に何度も目が覚め、睡眠不足が続く

  • 過食になったり、反対に食欲がなくなったりする




その後も……


ストレスが続くことで、

  • お酒

  • タバコ

  • お菓子

などの嗜好品が増えることもあります。

そして、こうした変化は「自分では気づかないうちに」起こっていることもあります。





私自身も、震災から2週間ほど経って気づきました


「そういえば、震災後から野菜を食べる量が減っているな」

「食べる時間もあまり気にせず、好きなものを好きなときに食べているな」

「ストレスが大きいんだから、仕方ないよね」

そんなふうに思って過ごしていました。


でも、震災から2週間ほど経った頃、

「あれ?ちょっと待って。私の生活、結構変わってる……」

と気づきました。

心を取り戻すのを優先させていて、身体を置いてけぼりにしていました。




「ストレスで食べる=意思が弱い」ではありません


震災前の日常でも、私たちはさまざまなストレスを抱えながら生活していたと思います。

そこへ突然、地震という大きな出来事が起こる。

今まで抱えていたストレスに加えて、さらに大きなストレスが心身にかかるのですから、生活習慣が乱れてしまうのは、決して不思議なことではありません。


だから私は、

「ストレスで食べてしまう=意思が弱い」

ではないと思っています。


まずは、自分を責めないこと。

ただ、その状態が長く続いて、身体の健康まで損なわれてしまうのは、やっぱり避けたい。

だからこそ、どこかのタイミングで、少しずつ生活を立て直していくことも大切なのだと思います。


まずは「気づく」ことから

生活習慣を改善しよう。

体重を減らそう。

そう思うと、「頑張らなくちゃ」と考えてしまいがちです。

でも、最初から頑張らなくてもいい。


まずは、

「最近、野菜を食べているかな?」

「ちゃんと眠れているかな?」

「以前より歩かなくなっていないかな?」

「お菓子やお酒が増えていないかな?」


そんなふうに、自分の生活の変化に気づくことからで十分です。

早めに気づくことができれば、無理をせず、少しずつ軌道修正することもできます。

そして、生活習慣を整えるときに大切なのは、身体だけではなく、心も一緒に大切にすること。


自分が心地よいと感じることをしてみる。

背筋を伸ばして、ゆっくり呼吸してみる。

少し散歩してみる。

好きな音楽を聴く。

温かいものを飲む。


「自分の好き」を大切にする。

そんな小さなことからでいいと思います。

災害のあと、心も身体も、すぐに元通りにはならないかもしれません。

だからこそ、焦らずに。

自分を責めずに。

今の自分の心と身体に気づいてあげること。


それも、これからの健康を守るための大切な一歩だと思っています。

今日も、本当におつかれさまです。

 
 

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